1.身元保証サービスとは |
ひとり暮らしの高齢者世帯が増加するにつれて、その支援するためのサービスの必要が高まっています。
特に家族がいても頼ることができない方や家族や親族がいない方の場合、いざというときに、手助けが必要となる場面が出てきたときのサポートが必要不可欠です。
例えば、入院するときや老人ホーム等の高齢者施設に入所する際には、入居者に代わり治療や介護上の様々な方針を決定してもらう身元保証人がいないと入院・入所できないケースがあります。
身元保証人とは、介護施設に入所する被介護者の判断力、支払能力、病気、死亡などにより意思の決定や利用料金の支払いが出来なくなった時にその人の代わりに事業所側と相談し協議の上で代わりに弁済、または意思を決定する人の事です。
ほぼすべての介護施設では契約の際に身元保証人の存在を必要とします。
その理由としては、「費用が支払われなかった場合の保証」や、「死亡した場合の遺体の引き取りなどの対応」が不安なためです。
身元保証人とは金銭の弁済責任も同時に負うので家を借りる時の保証人のようなものに近いかもしれません。
そこで、家族の代わりに身元保証を請け負うサービスとして誕生したのが、「身元保証サービス」です。
この身元保証サービスを行う事業所は、民間企業やNPO法人等があります。
大事なことは、自分自身の財産に関わることを安心して任せられる事業所であるのか、見極めることです。
中には契約者から身元保証サービスの代金を預かったまま、破産した悪質な事業所もあります。
ですから、依頼者としては、契約の前には身元保証サービスに関する契約内容を確認してもらうことが重要です。
そのためには、信頼できる契約書の専門家にアドバイスを求めたり、消費生活センターに相談してみるのもよろしいかと思います。
なお、身元保証サービスを利用したい場合、同時に成年後見制度による任意後見契約も同時に締結することをおすすめいたします。
※任意後見制度とは参照
また、何かあったときにすぐに対応できる日常生活支援も同時にできるような体制が整っている事業所が望ましいです。
その点では、当相談所が代表を務める終活サポート湘南では、身元保証から、任意後見契約の締結、日常生活支援まで幅広くサポートできる体制となっております。