孤独死防止策 その3 財産管理 |
ひとり暮らしの方は、財産管理も自分で担わなければなりません。
そこで、亡くなるまでの生活と亡くなった後の対策を両面から考えておく必要があります。
1)亡くなるまでの生活
収入面では、仕事や年金で生活できるだけの収入があれば、問題ありません。
収入がほとんどない方は、貯金の切り崩しで賄うか、仕事に就くなど収入を増やす努力も必要です。
支出面では、高齢の方の場合、大きな支出として予測されるのが、医療費や介護費用、葬儀費用やお墓などです。
それらを想定しながら、生活していくこととなります。
また、認知症等により、判断能力の低下に伴い、自分で財産管理ができなくなったときのことも想定しておきましょう。
判断能力のある元気なうちから、信頼できる方に財産管理を委任する方法もあります。
※任意後見制度とは参照
2)亡くなった後
不動産・預貯金・株式等の有価証券・自動車等を所有している場合は、誰にあげるのか、相続してもらいたいのか考えておく必要があります。
遺言を作成する、あるいは生前贈与を行う方法も検討してみましょう。
※遺言の種類と特徴参照
また、自分自身の葬儀やお墓のこと、あるいは遺品をどうするのか、そのような、事後処理も考えておくことで、遺される方の負担も減らすことができます。
そこで、エンディングノートを記入してみることをおすすめします。
エンディングノートの記入することで、今後どのような対策を立てればよいのか、そして誰にまかせるのか、その方向性が見えてくるはずです。