終活からはじめる!孤独死防止マニュアル

孤独死の原因と問題点とは

1.孤独死の原因とは

孤独死の原因ともいえるのが、セルフ・ネグレクトです。

セルフ・ネグレクトとは、自己放任のことです。

高齢者が認知症などにより、自分のことを構わなくなってしまうことがあります。

具体的には、

□必要な医療や介護サービスを受けていない。

□ゴミが溜まっていたり、腐った食べ物がそのままになっている、あるいは汚物の始末がされていない。

□食事や水分をとっていない。

□散髪や入浴していない。

□家に閉じこもったままで外に出ない。

□近所とのつきあいを持たず、地域から孤立している。

これらの行為が、孤独死につながっていきますので、本人のみならず、地域や行政も見守りやサポートをしていく必要があります。

2.孤独死の問題点とは

孤独死の最大の問題は「腐敗臭」です。

亡くなったことが発見されずに放置されたままとなると腐敗臭を引き起こす事態となります。

腐敗臭とは遺体が腐敗した匂いのことです。

これは、経験のある人でないとわかりませんが、とても強烈な匂いです。

腐敗臭が発生した場合、遺された遺品にすべて匂いが付いてしまいます。

遺品そのものに価値はなくなりますので、処分するしかありません。

また、相続手続に必要な書類関係も使用するのが難しくなる可能性があります。

処分を依頼するには、遺品整理業者に依頼します。

このような現場は、「特殊現場」といわれ、費用も割高となります。

さらに住居の問題です。

アパートやマンション等の場合は、隣近所の方から、損害賠償を請求される可能性もあります。

借家でも大家から原状回復義務による損害賠償請求も請求されることも想定されます。

そういう意味では、遺族は孤独死に伴い多額の費用がかかる経済的なリスクを負う可能性があるということが最大の問題です。

孤独死に関するご相談はこちら! TEL 0463-36-7111 受付時間 9:00 - 20:00 [ 月~土 ]

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