終活サポート湘南 設立趣意書
高齢化が進む我が国において、高齢者に対する問題は山積し、すでに表面化しています。
「おひとりさま」といわれる一人暮らしの世帯の増加に伴う孤独死、認知症の方の増加、延命治療や介護の問題など。
これらの問題を真摯にとらえ、解決していくためには、どのようにすべきか我々自身が考えていかなければならない時代となりました。
最近では、人生の終わりについて考える機会も増えてきました。
「エンディングノート」が静かなブームと言われて、10年近くになります。いまだにそのブームが衰える気配はありません。
しかし、人々の意識はさらに高まっています。
今やエンディングノートに書き込むだけでは満足せず、具体的に活動する「終活」が注目されています。
「自分らしい最期を飾りたい」という人生の終焉に向けた活動は自分自身のためだけでなく、家族や周囲でサポートする人々のためでもあります。
今後も終活に取り組んでいきたいと考える人たちは確実に増えていくでしょう。
終活は幅広い分野から成り立っているため、一個人ですべて決めていくには、難しいのが現状です。
そのためにも終活に取り組む人たちを支え、相談に乗り、提案し、実行に移すための支援の役割を担う団体が必要です。
そこで、終活団体を立ち上げ、この地域で終活に対する啓蒙活動を通じて、人々の暮らしに安らぎを与えていく存在となるべく活動していきます。
各分野の専門家がタッグを組むことで、終活に対する万全のサポート体制を構築していきます。
また、セミナーの開催や相談会などの各種イベントの開催を通じて、地域のコミュニティづくりをめざします。
一人ではなく、常に仲間や友人に囲まれながら、明るく楽しく最期を迎えるような形を形成していきたいと思います。
また、各団体や専門家、行政とのネットワークづくりを通じて、地域の高齢者問題の解決へとつなげていきます。