私達は小さいころから「自分ことは自分でしなさい」と言われて育ってきました。
だからどんな理由にせよ自分のことが自分でできなくなるということは、実はとてもつらいことです。
家族にしてみれば、それまでの元気だった姿を知っている分、そのギャップに苦しみ「この先どうなるのだろう」という不安を抱えながらの生活を送ることになります。
厚生労働省は2000年から実施している介護保険法により、このような介護にかかる負担を軽減する施策を行ってきました。
しかし残念ながら、その手続がお年寄りにはわかりづらいことと、また「介護」という、どちらかというと他人にはあまり知られたくないことのため、限界まで制度を活用しないケースがとても多いのです。
